JTB時刻表『スパなび』 2005年10月1日(土) JRグループ ダイヤ改正の詳細
2005年10月1日(土) JRグループ ダイヤ改正の詳細


 JRグループ各社では10月1日(土)に、ダイヤ改正が実施されます。
 今回は、JR九州は九州新幹線も含めて全面的に、JR東海・西日本は一部路線のみの改正です。東海道・山陽新幹線は改正無しです。
 また、JR東日本(新幹線も含む)・四国・北海道の全路線も改正無しです。


■JR東海

  • 愛知環状鉄道から高蔵寺経由名古屋駅まで通勤時間帯に初めて直通列車が運転されます。具体的には、愛知環状鉄道の瀬戸口駅から名古屋駅まで、朝の通勤時間帯に上り2本、夕通勤時間帯に名古屋駅から瀬戸口駅まで下り4本が運転され、最速41分(名古屋―瀬戸市間は38分)で結ばれます。
  • さらに日中時間帯には岡崎―瀬戸市―高蔵寺―名古屋間に5往復の直通列車が運転されます。
  • 飯田線の特急「伊那路」2往復が、温田(ぬくた)駅に停車するようになります。
  • 2004年10月の台風23号の被害により不通となっていた高山本線・飛騨古川―猪谷間のうち、飛騨古川―角川(つのがわ)間が復旧し、列車の運転が再開されます(普通列車のみ)。
  • 角川―猪谷間は引き続き代行バスが運転されます。なおこの区間の全面復旧は平成19(2007)年秋に予定されています。
  • 富山発着の特急「(ワイドビュー)ひだ」はこれまでどおり名古屋―飛騨古川間の運転となります。
  • 東海道新幹線ではダイヤの変更はありません。

    ■JR九州

  • 臨時列車扱いで運転されていた九州新幹線「つばめ」および「リレーつばめ」5往復が、毎日運転の定期列車になります。
  • 「つばめエクセルパス」のご利用が増加していることから、通勤・通学時間帯の新幹線「つばめ」3本(101号、103号、31号)の自由席がそれぞれ1両増えます。
  • 博多―直方間の特急「かいおう」が1往復増発されます。
  • 指宿枕崎線の快速「なのはなDX]のうち、夜間に運転されていた1往復が、観光にも便利な朝の時間帯の運転となります。さらに「なのはなDX」は平日に1往復が増発されます。
  • 朝の時間帯に、大牟田・久留米方面から博多方面への快速列車4本が増発されます。このほか朝の時間帯には、日豊本線・小倉―行橋間、長崎本線・鳥栖―佐賀間などに普通列車1往復が増発されます。
  • 夕時間帯にも快速・普通の増発・運転区間延長などが行われるほか、準快速列車の運転時間帯の拡大も行われます。
  • 「リレーつばめ」の全列車、「有明」「きらめき」「かいおう」の一部列車に順次、ワンランク上の空間、DX(デラックス)グリーンが登場します。DXグリーンはそれまでのトップキャビン(セミコンパートメント)6席を廃止し、フルリクライニング・フットレスト付、パソコン電源設置で、3席が新設されます。
  • DXグリーン料金
      営業キロ/100キロまで/200キロまで/201キロ以上
          /  1,600円/  2,600円/  3,600円
  • 京都―南宮崎間の寝台特急「彗星」が廃止されます。これに伴い、別府―宮崎空港間に特急「にちりん」1往復が増発されます。また、「彗星」とペアを組んでいた特急「あかつき」は「なは」と京都―鳥栖間で併結運転となり、「なは」は京都―熊本間の運転となります。
  • 九州新幹線開業準備工事のため、博多駅ののりばが一部変更となります。

    ■JR西日本

  • 呉線・広島―三原間に観光快速列車「瀬戸内マリンビュー」がほぼ毎日運転されます。
  • 呉線・矢野駅に通勤ライナー上下12本すべてが停車するようになります。
  • 下関―門司間を走る山陰本線からの直通列車は下関止りとなります。また九州方面から下関以東へ直通していた列車も下関止りとなり、接続体系が変更されます。

    ■新駅開業・駅名改称

  • 山陽本線・岡山―庭瀬間に北長瀬(きたながせ)駅が新設されます。
  • 愛知環状鉄道・万博八草駅は八草(やくさ)に駅名改称されます。


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