2001年12月1日(土) JR東日本 ダイヤ改正・制度改正の詳細


■東北・秋田新幹線

  • 早朝時間帯に上り「なすの」(小山―東京)が1本増発されます(土曜・休日運休。全車自由席)。
  • 速達タイプの上り「やまびこ・こまち14号」が新たに大宮駅に停車するようになり、利便性が向上されます。
  • 「こまち」のグリーン車が全席禁煙となります。

    ■上越・長野新幹線

  • 東京―新潟間に「あさひ」1往復が増発されます。
  • 夕通勤時間帯の下り「たにがわ」(東京―高崎)に2階建て16両編成1本が投入され、座席数が増加します。
  • 夕通勤時間帯の下り「あさま527号」(東京18:20発)が新たに高崎に停車するようになり、利便性が向上します。
  • 上越新幹線・燕三条、長野新幹線・佐久平、上田の各駅に停車する列車が増え、通勤やビジネスでのご利用が便利になります。

    ■在来線

  • 中央本線の特急「あずさ」に新型車両(E257系)が投入され、3往復が置き換わります。また「あずさ」は上り1本が増発(新宿着18:30)となります。
  • 同じく中央本線の特急「かいじ」1往復が甲府―竜王間延長となります。竜王駅には駅前の駐車場が整備され、パークアンドライドで新宿・東京方面への通勤・ビジネスが便利になります。
  • 外房線の特急「わかしお」が夜間の通勤時間帯に1往復増発されます。
  • 特急「わかしお」「さざなみ」の海浜幕張駅停車列車が増え、幕張新都心等へのご利用が便利になります。
  • 特急「成田エクスプレス」の一部が、特急券を購入すれば定期券でも利用できるようになります。さらに「成田エクスプレス」は品川駅に停車する列車が増えるほか、現在横浜発着となっている列車のうち上下9本が大船まで延長されます。また大船発着列車は今回の改正からすべて戸塚駅にも停車するようになり、東海道線や地下鉄からの乗り換えが便利になります。
  • 大宮―成田空港間を新宿・東京経由で結ぶ特急「ウィングエクスプレス」(全車指定席)が毎日運転の臨時列車として新設されます。
  • 各地で増発や区間延長、接続改善、運転間隔の統一化などが行なわれます。
  • ご利用の少ない信越本線の特急「みのり」の一部、上越線の「新特急水上」1往復、中央本線の上り急行「アルプス」が廃止となります。

    ■通勤・通学関係

  • 東海道・横須賀線から新宿経由、宇都宮・高崎線との相互直通運転がデータイムを中心に開始されます(愛称名:湘南新宿ライン)。これにより、横浜―新宿間では直通で最速29分となり、それまでの品川乗り換え山手線利用よりも11分の短縮となります。運転本数は1日25往復で、直通列車のほか一部は新宿折り返しとなります。
  • 中央線に新ライナーが登場します。運転区間は東京・新宿―八王子、高尾、青梅間で、本数も下り6本、上り5本と大幅に増発されます。列車は全席指定でホームまたはコンコース設置の専用券売機で当日ライナー券をお求めいただく形になります。ねだんは普通車500円、グリーン車700円均一です。
  • 京葉線・武蔵野線で夜間帯に東京―西船橋(府中本町)間が2往復増発されます。東京ディズニーリゾートからの帰りの混雑が緩和されます。
  • 中央・総武線各駅停車が車体幅の広い新型車両(E231系)に年度内に統一されるほか、高崎線(9月からすでに入線開始)、常磐快速線、山手線にも新型車両が順次投入されます。

    ■新駅関係

  • 羽越本線・羽後亀田―道川間に「岩城みなと」(いわきみなと)駅が、五能線・陸奥沢辺―艫作間に「ウェスパ椿山」(うぇすぱつばきやま)駅が、それぞれ12月1日から開業します。

    ■特急料金の値下げ

  • 12月1日乗車分より、「踊り子」「フレッシュひたち」「あずさ」「さざなみ」「わかしお」等首都圏発着線区の特急列車の自由席特急料金が、50キロまでは500円(ワンコインぽっきり)に値下げとなります(「成田エクスプレス」「スーパービュー踊り子」を除く)。これに伴い、指定席通常期も、500円の510円増しの1,010円となります。
  • 中央本線・新宿―竜王間、横浜線、根岸線、横須賀線がA特急から、山手線内や高崎線、房総各線などに適用されている割安のB特急料金適用区間となります。なお中央本線、東京・錦糸町―甲府間で101キロ以上の区間に適用される特定特急料金(指定席通常期1,770円、自由席1,260円)はそのまま残るほか、適用区間が1駅先の竜王まで拡大されます。
  • 中央本線特急料金値下げの具体例……新宿〜八王子間:730→500円(△230円)、新宿〜大月間:1,150→950円(△200円)、横浜・新横浜〜甲府:1,780→1,370円(△410円)、千葉〜甲府間:2,100→1,680円(△420円)

          「JR東日本首都圏エリア 特急料金値下げ」の詳細について  は   こちら  

    ■特定区間2区間の廃止

  • 特定区間の日暮里―岩沼間(東北本線経由、常磐線経由)、岡谷―塩尻間(みどり湖経由、辰野経由)が12月1日乗車分より廃止となり、実際にご乗車する経路どおりの運賃・料金計算となります。
  • 急行「アルプス」(下り)ご乗車に限っては、今までどおり、みどり湖経由の短い経路で運賃・料金を計算します。但し、上野〜岩沼・仙台の特急「スーパーひたち」についてはこの特例扱いはなく、実際にご乗車する常磐線経由での運賃・料金に変わります。


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